皆さん、こんにちは!
ファーストクラストレーナーズコラボ推進室の池田です。
この度、コラボ推進室へ講師依頼をいただき、6月より4ヶ月間に渡り毎月1回講演をさせていただくこととなりました。
1・2回目は池田、3・4回目は岩長が担当させていただきます。
先日、1回目の講演が開催され、池田が「人類はこれまで何を食べてきたのか?これから何を食べていくのか?人類の進化過程で脳を大きくした要因は?」というテーマでお話をさせていただきました。
ヒトという動物は、約700万年前にアフリカ大陸で発生したと考えられています。
最初のヒトは「サヘラントロプス・チャデンシス」と呼ばれ、身長は約120cm、脳の容積は350cc程度だったようです。
当然、ヒトが捕食の対象となっていた時代です。
何とかして生き残るために様々な知恵と工夫をこらし、偶然が重なりに重なった結果、我々ホモ・サピエンスが生き残りました。
さらに、地球上で最も影響力のある動物となったのです。
ヒトが他の動物に食べられることはなくなり、むしろ他の動物の生命をコントロールする頭脳を手に入れました。
しかし、その反面、身体的・精神的に様々な疾患を患うようになったことも事実です。
少し前の統計ですが、WHO(世界保健機構)は2016年に世界の糖尿病患者数が4億4千万人にのぼると発表しました。
また、WHOが2000年~2019年までの死因をまとめた統計が発表されています。
●1位:心疾患
●2位:脳卒中
●3位:慢性閉塞性肺疾患(COPD)
●4位:下気道感染症
●5位:新生児疾患
●6位:肺がん
●7位:認知症
●8位:下痢症
●9位:糖尿病
●10位:腎臓病
となっています。
この中で、半数以上が「生活習慣病」と呼ばれている疾患です。
つまり、食生活・運動習慣・喫煙・飲酒などが原因で発生されるとされているものです。
例えば糖尿病。
紀元前1500年頃の古代エジプトのお墓から、糖尿病の治療に関すると思われる本が発見されています。
日本国内においては、平安時代の権力者である藤原道長が糖尿病に罹患していたと考えられています。
だいぶ昔のような気がしますが、地球の歴史が約46億年、ヒトは700万年ということを考えれば非常に最近です。
食べ物が豊かになり、ヒトの活動範囲は宇宙にまで及ぶようになりました。
2040年には月面にヒトが移住する計画も存在します。