【競技力向上】~野球・ピッチング編~

こんにちは!

 

西宮市苦楽園芦屋市打出のパーソナルトレーニングジム、ファーストクラストレーナーズTOPパーソナルトレーナーの小松です!

 

前回は6月15日にOPENしたファーストクラストレーナーズ芦屋店のご紹介をさせていただきました!

私も神戸中央店のお客様のトレーニングで何度か芦屋店を利用いたしましたが、とても広々としていて開放的な空間になっています!

苦楽園口店のように人工芝を敷き、神戸中央店のようにウエイトトレーニングの機材を置き良い所どりの店舗です!

 

皆さんも、芦屋でパーソナルトレーニングジムをお探しの際は是非一度体験レッスンを受けてみてください!

 

本日は【競技力向上トレーニング】~野球・ピッチング編~ということで、投球動作についてお話しさせていただきます!

 

実は私小松今年で31歳になるのですが、現役の陸上競技「やり投げ」の選手なんです(笑)

 

大学時代は午後の授業が終わった16:30~日付が変わるまで競技の練習に没頭しておりました。

今でこそそんなに長い時間の練習をすることは出来ませんが、ありがたいことに隙間時間があればトレーニングが出来る環境で仕事をさせていただいているため、年に数回出場する試合では未だに大学のころと同じくらいの記録を出すことが出来ています!

 

未だに大学の自分を超えられていないというマイナスの見方も出来ますが、そこはスルーしてください(笑)

 

そんな私が試合間近に行っているトレーニングが本日ご紹介するトレーニングです!

 

投球動作にはMustな種目をご紹介致しますので、是非一読ください!

 

【動作編】

まずは、投球動作を各関節ごとに見ていきます!

※右投げの方を下肢から順に。

・右足関節:底屈、背屈、内返し

・両膝:屈曲、伸展

・股関節:内外転、内外旋

・腰椎:軽度伸展、回旋、体幹安定(固定)

・胸椎:伸展、回旋

・肩甲骨:内外転

・肩関節:内外旋

・肘関節:回内外

 

以上です。

以前ご紹介したゴルフのスイングやバッティングに類似している動作です。

 

スイング系の種目同様にやはり回旋動作がキーになってきます!

その為、股関節や胸椎の回旋動作に制限がかかってしまうと下半身から生まれた力を上半身に伝達することが出来ず、手投げになってしまいます。

ただ手投げになるだけなら球速が出ないだけで済みますが、投球動作を行う選手が気を付けなければならないのが

 

「怪我」

 

です。

私も高校生の時「右上方関節唇損傷」という投球障害を患ってしまいました。。

 

その為、下半身からの力を如何にスムーズ且つ強く上半身に伝えるかというのはとても重要なポイントになります!

 

 

【トレーニング編】

投球動作では、バッティングのように片脚支持の状態から腰を投球方向へ移動させ、左脚でブロックをした際の勢いで腰を回してきます。

※厳密にいえば腰が回るのではなく、股関節を回旋させています。ですが、表現がイメージしにくいため、「腰を回す」という表記の仕方をさせていただきます。

 

その為、右脚支持の状態から投球方向へ腰を移動させる際の「蹴る」動作、左脚を着いてブロックをする際の左股関節に体重を乗せに行く動作が下半身の強化として重要になってきます。

 

≪SLRDL≫

〈目的〉

・股関節屈曲動作の向上

・臀筋の筋発揮

・体幹の分離と協働

 

〈やり方〉

①両足立ちで左手に重り(10~15㎏)を持ち右手は腰

②両膝を軽度屈曲し左脚を後方に伸ばしながら状態を倒す

③状態を倒した際に頭から左足までが一直線になるように体幹を安定させる

④右の臀部のストレッチが感じられたら、臀部を収縮させながら身体を起こしていく

※片手で重りを持ち、片脚で実施するため、身体が回旋していかないように注意する。

 

このSLRDLでは片脚支持の際の安定性を維持したままデッドリフトの姿勢をとるため、体幹部の安定性と股関節の可動性、臀筋の強化が期待されます。

 

静止状態からの筋発揮ではSSC(ストレッチショートニングサイクル)が不十分なため、しっかり右の股関節に体重を乗せる必要があります。

臀部のエキセントリック収縮からコンセントリック収縮を意識しながらこの種目を行うことでディセレーション(減速)からのアクセラレーション(加速)を向上させることが可能にります!

 

≪SLRDL twist≫

〈目的〉

・股関節屈曲位での内外旋(骨盤の回旋)

・中殿筋(外旋六筋)のストレッチ&強化

・内転筋、中殿筋の協働

 

〈やり方〉

①両手を腰に当て右脚支持で立つ

②左脚を後ろに引き上体を床と平行になるまで倒す

③頭から左脚までを一直線に保つ

④骨盤始動で左を向きに行く

⑤骨盤始動で右を向きに行く(中殿筋のストレッチを意識)

⑥④、⑤の繰り返しを20回

 

このSLRDLtwistでは先ほど挙げたSLRDLに回旋動作を入れた種目です。

主に臀筋の強化に使われますが、回旋動作が入ることによって深層筋(外旋六筋)が活発に活動するようになります。

 

右脚で発揮した投球方向への力をしっかり左脚でブロックし上半身を鞭のようにしならせるためには、左股関節の求心性を向上させる必要があります。

 

この種目で左股関節の回旋動作を向上させ求心性を高めることでしっかり左脚でブロックをした際の上半身への力の伝達をスムーズに出来、腕に頼らずに球速を上げることが可能になります!

 

 

ゴルフ・野球・テニスなど基本的にスポーツは回旋動作を伴う動作が多くなっています。その回旋動作を如何にロスなく行えるかが競技力向上のポイントです!

 

これはスポーツだけでなく日常生活でも勿論大切なことです。

階段の上り下り、ウォーキングなど様々な局面で身体にストレスをかけず人が本来持っている力を十分に発揮できればおのずと綺麗なボディーラインも手に入れることが出来ます!

 

ぜひ一度ファーストクラストレーナーズ神戸中央・苦楽園口・芦屋で最高のパフォーマンスを発揮するためのトレーニングを受けてみてください